Q.医療法人が中古資産の取得をして事業の用に供した場合には、その中古資産の耐用年数をいかにして算定すればいいですか?

  • 2014/5/19
  • Q.医療法人が中古資産の取得をして事業の用に供した場合には、その中古資産の耐用年数をいかにして算定すればいいですか? はコメントを受け付けていません。

A.法人が中古資産の取得をして事業の用に供した場合は、その事業の用に供したとき以降の使用可能期間を見積もって、その年数をその中古資産の耐用年数とすることができます。この使用可能期間の見積りが困難であるときには簡便法により算定した年数を耐用年数とすることが可能です。
ただし、中古資産を事業の用に供するために支出した資本的支出の額次第で、見積法や簡便法の適用が不可能であることもあります。

1.中古資産を事業の用に供するために支出した資本的支出がない場合、又はその資本的支出の額がその中古資産の取得価額の50%以下である場合
 これらの場合には、その中古資産の耐用年数は、法定耐用年数によることなく、事業の用に供したとき以降の使用可能期間を見積もって、その年数によること(見積法)ができるとされています。
 ただ、使用可能期間の見積りが困難であるときには、次の算式により算定した年数を耐用年数とすること(簡便法)ができることになっています。
(1)法定耐用年数の一部を経過した中古資産
 法定耐用年数-経過年数+経過年数×20%=耐用年数
(2)法定耐用年数の全部を経過した中古資産
  法定耐用年数×20% =耐用年数
なお、これらの算式により算定した年数に1年に満たない端数が生じればそれを切り捨て、その年数が2年に満たなければ2年とします。

2.中古資産を事業の用に供するために支出した資本的支出の額が、その中古資産の取得価額の50%を上回り、かつ、その中古資産の再取得価額の50%以下である場合
 この場合には、中古資産の耐用年数は、見積法を適用できるだけでなく、次の算式により算定した年数によることもできるとされています。ちなみに、上記の再取得価額というのは、中古資産と同じものの新品を取得する場合におけるその取得価額のことです。
A÷(B/C+D/E)=耐用年数
中古資産の取得価額(資本的支出の価額が含まれます)=A
中古資産の取得価額(資本的支出の額は含まれません)=B
中古資産について簡便法で計算した耐用年数=C
中古資産の資本的支出の額=D
中古資産の法定耐用年数=E
なお、上記の算式により算定した年数に1年に満たない端数が生じれば、それを切り捨てます。

3.中古資産を事業の用に供するために支出した資本的支出の額が、その中古資産の再取得価額の50%相当額を上回る場合
 この場合には、中古資産の耐用年数は、法定耐用年数によるとされています。

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